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がらくたにっき |

何となく「芋虫」を連想したが、乱歩先生に申し訳ないな

五十嵐貴久 「リターン」 2013年 幻冬舎




何かのまとめサイトで、「リカ」の続編「リターン」が面白い、といったのが載っていたので
そういや「リカ」って読んだな、と思い、図書館で借りてきた。
で、まっっったく覚えていなかったので、自分のブログ記事で確認したら
見事なくらいけちょんけちょん。

一抹の不安を感じて読んでみたけれども、やはり全然面白くなかった。
話云々の前に、文章がだらだらしている感じがした。

(以下あらすじ)

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Category : 小説:ホラー
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幽霊話よりも都市伝説的な話の方が怖い


怪談

柳広司 「怪談」 2011年 光文社



なんとなく夏だからと思って借りてきた「怪談」。
小泉八雲の「怪談」を現代風にアレンジした短編。
一作目がやけに怖く感じられてしまって、その後からは結末から読むという最悪なことをしてしまった。
ということで、あまり怖くなかったデス(最悪や!)。

Category : 小説:ホラー
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ミステリアスで美少女っぽい少女が出てくるっていうのも綾辻氏の典型だよな

綾辻行人 「Another」 平成21年 角川書店




久しぶりの綾辻行人。
図書館に行ったら“今日返ってきた本”コーナーにどんっとあったので、映画化もされている今、普通に本棚にあるのも珍しい!と思ってさっそく借りてみた。

さすがの筆力というのか、わりと太い本なのにぐいぐい読めて、2日で読んでしまった。
ちなみに外出先でも気になってしまって(でも単行本だったので持っていけなかった)、空き時間に本屋さんで続きを立ち読みしてしまった…

何はともあれ、何が面白かったってホラーなのに推理小説っぽいところ。
あとがきにもあるが

 “THE OTHER”や“THE OTHERS”(注:二つとも綾辻氏が愛してやまないホラー映画)がそうであると僕が感じているように、『Another』は一方で、ある種のミステリ的な企てに満ちた「謎物語」でもある。(p676)

とあり、ミステリ的手法が(謎を強調させたり、解を明確にさせたり)あちこちちりばめられている。この律義さが、さすが推理小説家の大御所だなぁ~と思わせられた。

散々面白かったと書いておいてなんだけど、でも実はちょっと物申したいところがあって、でもそれは物語の筋に触ってしまうので、まずはあらすじをば。
(ネタばれがあるので注意!)

Category : 小説:ホラー
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確かにエレベーターって怖いよね

小池真理子 「墓地を見おろす家」 平成5年 角川書店




これまた納涼!と題したホラー小説交換会でゲットしたもの。
夏に読んだ方が楽しかったであろうに、寒い秋に、しかもヨーロッパで、となるとあまり臨場感がなかった。

というか、今更だけどホラー映画は大変怖いけど、小説は全然平気なのよね~私。
ということでまったく怖くなかったです。

格安のマンションを購入した加納家は、幼稚園に通う娘が一人いる3人家族。
そのマンションはそこそこ都心なのに、大変安いし環境もいい。ただ問題なのはマンションの下には墓地が続く。しかも焼き場付き。
次々の奇怪なことが起き、続けざまに住人が引っ越していってしまって、最後には加納家とあと一家族、それと管理人夫婦だけになってしまった。

次々と起こる怪奇現象に、残りの一家族も音を上げ、とうとう引っ越してしまう。
引越しの日には霊の邪魔が入ったりするのだが、その家族はなんとか出て行けた。

一方加納家は、家を探し続けるのだが、やっと見つけたと思ったらそこが火事にあったり、そこの住人が急死したり、と家が決まらない。
とうとう管理人夫婦も一足先に引っ越してしまった。
ようやっと引越しの日になったら、完全に閉じ込められて…というお話。

最後のオチとしては(めっちゃネタばれです)

Category : 小説:ホラー
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結局リカってかわいそうじゃない?

五十嵐貴久 「リカ」 平成15年 幻冬舎




なぜか大変寒いヨーロッパで読んでいるホラー。
夏にあった、納涼と題したホラー小説交換会で交換してもらったのを今更読んでおります。
まず「リカ」。

第2回ホラーサスペンス大賞受賞作ということですが。
話はいたって簡単。出会い系サイトで知り合ったリカという女性にストーカーされる話。

主人公は妻子ある身の中年男性。遊び感覚で出会い系サイトに足を踏み入れる。
大体はおしゃべりで終わるけれども、そろそろお遊びを止めよう、その前に出会うところまでやってみよう、ということで、無難そうな「リカ」という子を引っ掛けてみる。
最初はちょろいと思っていたけれども、電話の段階までいってみたら非常にしつこい。面倒臭くなった主人公は携帯を変えて、事実上リカを捨てたのだが…

というお話の流れ。
ここまで来てまっっったく主人公に同情ができなかったので、この後主人公の身の上に起こる様々なホラー的な展開も全然怖くなかった。

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