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がらくたにっき |

石持浅海『殺し屋、続けてます。』

軽い本が読みたくなり、そうなると石持浅海さんの本かな~と思って図書館をうろついていたら、『殺し屋、続けてます。』を発見。
殺し屋、やってます。』の続きだ!と思って、さっそく読んでみた。

読了後の素直な感想は、”こんなんだったっけ…?”
軽いのは軽くていいんだけれども、殺し屋の話なので結局殺してしまうので(そりゃそうか)、殺し屋が謎を究明してちょっと殺されてはかわいそうなんじゃないか?という話もあると、ちょっともやっとしてしまう。
しょうがないんだろうけど…ちょっと釈然としない気がしてしまう…

あと前回の感想にも書いてあったけれども、主人公の恋人が嫌だー…
殺し屋に近しい人が殺しを行っているのを知っているというのは珍しいパターンで面白いといえば面白いと思うけど、いかんせん人となりが虫が好かない。
おそらく、アウトローな殺し屋イメージが好きなのに、恋人にまで明かしているだけではなく、恋人も割とぐいぐいと仕事の話に頭突っ込んでくる感じが嫌なのかなと思ったり。

何はともあれ、簡単に各章のあらすじ。ネタバレ有なので注意。

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宮部みゆき『ソロモンの偽証 第III部 法廷』

新潮社
発売日 : 2014-10-28

ついに読み終わってしまった『ソロモンの偽証』。
上下巻一気読みしてしまったので、一気感想文。

面白かったー------

が、ちょっと難癖(?)つけさせてもらうと、最後がいらなかった…
エピローグ的な「二〇一〇年、春」もちょっといらなかった気がするけれども
何よりも書き下ろしの「負の方程式」はもっといらなかった…
これがなかったら最高に面白かったんだけどな…

因みに、母に「面白いよ!」と強く勧めたら、オーディブルで聞き出して
6巻という超大作に膨大な時間をかけることになり
しかも気になって止めることができず、野菜を切りまくって、野菜の料理がめちゃくちゃ大量に出来上がってしまったという…
それくらい親子で楽しみました。

以下、簡単なあらすじ。
ネタバレを大変含むので注意!

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宮部みゆき『ソロモンの偽証 第II部 決意(下)』

ああああー---面白いー-----------!!!!
読み終わった後に心の中で叫んだ。

物語が山場を迎え(多分)、不明だったところがだんだん分かってきて、逆に謎が深まったり。

第I部で丹念に心理描写された登場人物たちは、描写の度合は下がりつつも行動の記述が多くなる。
ここでポイントとなるのが、弁護人で外部生である神原和彦。
第I部で丹念に描かれていた人物とは異なり、主要人物のはずなのに彼が考えていることはさっぱり分からない。
そもそもなぜこれに関わったのかも分からない状態。
この”いまいちよく分からない”人物が主要人物に混ざることで、この群集劇に厚味が出る気がする。

因みに顔がよくて、複雑な過去を持つ、というのも、物語としてはありきたりっぽい気がしないでもないけれども、
でもやっぱり、魅力的に感じてしまうのはもうしょうがないことだと思う。

以下、簡単なあらすじ。

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宮部みゆき『ソロモンの偽証 第II部 決意(上)』

面白さが続くと、期待値がどんどん上がって、それが裏切られないかちょっと心配になるくらい面白かった。

第II部となったのもあり、物語に動きが見えてくるこの巻。
また新しい登場人物がたくさん出てくるが、やっぱり混乱はしない。すごい人物描写。

I部よりも各人物の心理描写が減るけれども、その分、物語にスピードが出てきた感じがする。

ま、少し難を言うと、登場人物たちがしっかりしていて中学生ということを忘れがちなこと。
ちょっと高校生みたい。
もしくは私の中学生時代が幼かったのか…

何はともあれ簡単なあらすじは次の通り。

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宮部みゆき『ソロモンの偽証 第I部 事件(上)』


ふと目に留まった本書。
久しぶりに宮部みゆき作品読むか~と思ったら…めちゃくちゃ面白かった~~~

そうそう!宮部みゆきって面白かったよね!と思いながら読み進めた。
登場人物が、それこそ脇役級の人物も丹念に描かれて、そう書くと話が進まないではないかと思われそうだけれども
そういう人物の機微が物語の中心となっているので、やきもきされることはない。
人物描写が本当に秀逸で、こういう人いそう…というリアルさが最大の魅力だと思う。

本書は第1部の上巻なので、まだまだ物語の序章だろうけど、簡単なあらすじを…

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