友人に面白いよと勧めてもらい読んでみたら…
がつっと読み応えのある本だな!という感じで、没頭して読んでしまった。
結構厚い本なのに、出かける時も必ず持ち歩くくらい。
読んでの一番の感想は「麻薬は絶対やらない」ということだった。当たり前だけど。
こういう本を読むと、つくづく怖いと思った。ありきたりな感想ですが。
その他の感想は、ただただすごい。
何がすごいって、作者のリサーチ力。
プロットとしてはある意味単純だと思うけれども、そのディテールがすごい。
犯罪の描写がリアルかと思えば、アステカ帝国の宗教観が詳細に書かれていて、その知識の幅の広さにただただ驚く。
しかも、それが知識の上滑りじゃなくて、物語にうまく取り入れられていて、物語を骨太にさせているという感じ。
あまりにすごくて、最後どうなるのかドキドキしたけれども、平和な気持ちで終わって良かった。
ということであらすじは以下の通り;
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突然、思い出した山内練。それで「
所轄刑事・麻生龍太郎」だったのだが、それに続けとばかりに読んだ本書。
面白いとは知っていたのだが、何となく読んでしまうのが惜しくて読んでいなかった本。
正直、柴田よしきにはまって、花咲シリーズやらRIKOシリーズを読んでいた時に読んでおけばよかった…多分、その時読んでいた方が興奮はすごかったと思われる。
とはいえ、このボリュームを飽きさせずに読み終えたくらい面白かった。
そして、再び「山内練いい!」となったし。
簡単にあらすじ(ネタバレ含む);
逢坂剛 「百舌の叫ぶ夜」 1990年 集英社
突然、ハードボイルド系が読みたくなって、図書館内でグーグル検索した結果、出てきたのが本書。
映画化されたし面白いのかな、と思い借りてみた。
あまり先入観を持ちたくなかったので、映画化の為の表紙をブックカバーで隠して、
キャストなども調べずに(主人公は分かってしまうけど)…
久し振りのハードボイルドは面白かった!
このぐいぐいと読んでいく感じ、やっぱり楽しい…
結末自体はありきたりな感じだったけれども
久し振りのこのジャンルというのもあって、その安定感が丁度よかった。
ざっとしたあらすじは次の通り;