アゴタ・クリストフ 「ふたりの証拠」 堀茂樹・訳 2001年 早川書房
「悪童日記」を読み終え、すぐさま読み始め、また一気読み。
「悪童日記」で祖母の家に残った双子の片割れの話となっている。
1作目と違い、名前がしっかりと出てくるようになる。
(確か、「悪童日記」では名前がほぼ出て来なかったような…)
書き方も一人称でなく、三人称で書かれている。
今回もショッキングな内容が出てきたが、
私としては「悪童日記」の最後がショック過ぎて
変な免疫がついてしまったのか、あまりショックに感じなくなってしまった。
以下あらすじ
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アゴタ・クリストフ 「悪童日記」 堀茂樹・訳 2001年 早川書房
妹に執拗に「面白いから読んで!」と言われて読んだ「悪童日記」。
名前はよく聞いたが読んだことなかった。
読了後の感想としては、あまりに内容が衝撃的すぎて
素直に”面白い”とは言えない本であった。
正直、うかつに人に勧められない気がする…
悪童といっても、やること為すことが悪魔のごとく、本気で「悪」童なのだ。
しかも男同士の恋愛どころか、Mな成人男性と少年、という組み合わせがあったり。
妹の名誉(?)の為に言っておくと、妹が好きなのは文体だそうな。
真実しか書かない、という意味で、非常に簡潔な文章で
いっさいの感情を表さない文章が斬新とのこと。
なるほど。
さくさくと読めるし、とにかく「えー!えー!えー!」と驚きの連続だったので一晩で読み終えてしまった。
荻原規子 「RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと」 2012年 角川書店
怒涛のように読み切ったRDGシリーズ。いよいよ最終巻。
ここまで「面白い!」と思いながら読んでいてたのだが、
最終巻はちょっと消化不良な終わり方だった。
よく考えたら、1冊1冊の時間進行が遅いので、正直6巻あっても
あまり時間が経っていない。
なので、なんだか特になにかが解決するわけでもなく終わってしまう。
「え?これで終わり!?」という終わり方なのだ。
あらすじは以下の通り↓
荻原規子 「RDG5 レッドデータガール 学園の一番長い日」 2011年 角川書店
学園祭と運動会の2日を描いた一冊。
と考えると、1冊で割とゆっくり時間が進むんだな。
実は4巻と5巻、1日で2冊も読み切ってしまった。
読みやすいとはいえ、急ピッチで読んでいます。
以下あらすじ。
荻原規子 「RDG4 レッドデータガール 世界遺産の少女」 2011年 角川書店
ひょんなことで、RDGシリーズが完結したということを今更ながら知り、
そういえば途中までしか読んでなかったな、となり
ほぼ覚えていなかったので、1巻から読むことになった。
話をあまり覚えていないながらも、自分の中で評価が低かったことは覚えていたので
全然期待せずに読んだら…
めちゃくちゃ面白かった!!!
期待しなかったのが功を為したのかもしれないが。
あまりに面白くて、一晩~二晩に1冊というペースで読み4巻まできた。
どうやら前回は3巻までしか読んでいなかった模様。
ということで簡単なあらすじを。
木皿泉 「昨夜のカレー、明日のパン」 2013年 河出書房新社
確か本屋大賞にノミネートされていた本だよな、
と図書館で見つけたので借りてみた。
その時、本屋大賞でノミネートされた本を分担で読んで
どれが実際に受賞するか当てよう、という試みをして
「昨夜のカレー、明日のパン」担当の子の説明がうまかったのか
非常に面白く聞こえていた。
(因みに私担当の「村上海賊の娘」が受賞)
といいつつ、今頃読んだのだが。
で、感想はというと、う~~~ん そんなに面白くなかったかな…
正直、最初の方は文体か雰囲気に慣れなくて、読むのに戸惑ってしまった。
読み進めると、まあまあ面白くなってきはしたが…
以下、簡単なあらすじ↓