「食べたいくらい」美男ってどんなんだ…
塩野七生 「ローマ人の物語8 ユリウス・カエサル ルビコン以前[上]」 平成16年 新潮社
やっとカエサル登場!
ただし、まだまだ活躍をしない。
且つ、7巻と被る所が多々あって、あまり先に進んでいない感があり、
まだ面白いところに来ていない。
あんなに有名なカエサルなのに、若い頃から突出している訳ではなかったのは初めて知ったことであった。
しかも名門の生まれではあったかもしれないが、先祖代々何をやっていたのかもよく分かっていないし
生まれ育ったところも、名門の裕福層が住むパラティーノではなく、庶民が住むスブッラだったというのも驚きだ。
本書は、カエサルの幼少期から、スッラの改革によりローマを追われる身になり、
ローマに戻っても出世街道まっしぐらというわけでもなく、むしろポンペイウスの方が華々しく活躍していて、
やっと37歳で最高神祇官に選ばれ、名前をあげてくる、というところで終わる。
次巻から面白くなりそうなので楽しみである。
以下、本書で気になったところを抜粋していく。
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