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がらくたにっき |

着物の展覧会で「細雪」について間違った記述があったのが気になった

谷崎潤一郎 「細雪 下」 昭和31年 角川文庫


「細雪」もついに最終巻。
夢中で読んだが、これほどラストに唖然とした作品もないだろう、ということ唖然とした。

最後まで雪子のお見合いの話に徹するのだが、
本書では3回くらいお見合いしている。
そして最後は結婚にこぎつくのだが、肝心な結婚後の話もなく終わってしまう。
勝手に雪子の心配をしてしまった身としては、結婚後のことが心配でならない。
しかも、戦争の気配を感じて終わるので、この華やかな人たちはどうなってしまうのだろう、と
不安な気持ちで終わってしまう。
でも唖然としたのはここではない。それはおいおい書くとして…

雪子のことが本気で心配になってしまったのが
本書での2回目のお見合いの時であった(本書の前にも何回もお見合いしているが)。

このお見合いの相手は、先妻とは死別して、娘が一人いる
元医者で今は薬屋の役員をしている人。
とても人柄も良い人で、幸子の夫・貞之助まで張り切って、色々と手を焼く。

相手もすっかりその気になって、ある日、雪子に電話して、一緒に出掛けないかと誘う。
しかし雪子は女中からのとりつがれた電話に出たくないと
出掛けたばかりの幸子を追いかけさせ、追い付かなかったと知ると
しぶしぶ電話に出たものの、その誘いを断ってしまう。
電話に出たくないからって!大丈夫!?
お見合いの場でも、雪子はいつも何もしゃべらないので心配はしていたが、
この一件で心配は最高潮に達した。

雪子だけが幸子の悩みの種ではない。
妙子がますます破天荒になってしまう。
妙子は啓坊と切れていなかったのが分かり、鶴子達本家の手前もあり勘当されてしまう。
啓坊も勘当されていて、神戸の方に住んでいたらしい。
その啓坊の家にいる間に、なんと妙子は赤痢にかかってしまう。

本家の手前、全面にサポートはできないが、伝手を頼って入院することになる。
雪子と幸子のところの女中が面倒を見ることになる。
入院するまで、啓坊の家で臥せていたのだが、女中は啓坊の乳母より意外なことを聞く。
なんと、妙子が『自分で買った』と言っていた宝石類・衣装などは
啓坊が買い与えていたというのだ!
啓坊は、そうやって実家からお金をもらっては散財していたので、
かばってくれていた母親が亡くなってから勘当されてしまったというのだ。

乳母は妙子にそれに関して文句を言っているのではなく、
そんなわけで啓坊は妙子に本気なのだから、妙子と結婚してほしいという。

しかし…

雪子の最後のお見合いは東京で行われていた。
というのは、幸子が懇意にしていた美容師が洋行することになり、
その人が最後に東京でいい人がいるから、雪子に会わせてあげたい、
時間がないので、横浜から出航する前に東京でお見合いしないか、と言われたのだった。
この美容師には姉妹たちは世話になったので、妙子も一緒に東京に行く。

その時、妙子は爆弾発言をする。
なんと、妙子は妊娠しているというのだ。
しかも啓坊との子ではなく、バーテンダーの子供だというのだ。
幸子はショックを受けるのだが、読者としてはがつんと言ってやれ!と思うのだが、そうならない…

結婚しないで子供を産むとなると、雪子の縁談にも差しさわりがある。
有馬の方に身をひそめることになる。
しかし子供は生まれる直前まで生きていたはずが、産み落とされた時に死んでしまう。
こうして妙子は、産後、ひっそりとバーテンダー・三好と夫婦になり引っ越す。

最後の最後は雪子の輿入れのシーンである。
将来的には関西に住むことにはなっていたが、相手は東京なので東京で式をあげることになる。
そして最後の文がこんな感じ(意味が分からないので、ちょっと前から引用する);
小槌屋に仕立てを頼んでおいた色直しの衣裳も、同じ日に出来て届けられたが、雪子はそんなものを見ても、これが婚礼の衣裳ではなかったら、と、呟きたくなるのであった。そういえば、昔幸子が貞之助に嫁ぐ時にも、ちっとも楽しそうな様子なんかせず、妹たちに聞かれても、嬉しいことも何ともないと云って、きょうもまた衣えらびに日は暮れぬ嫁ぎゆく身のそぞろ悲しき、という歌を書いて示したことがあったことを、はからずも思い浮かべていたが、下痢はとうとうその日も止まらず、汽車に乗ってからもまだ続いていた。(p372)
え・・・!?下痢!!!??
こんなきらびやかで華やかな話なのに、最後の最後が下痢の話で終わり!?
その前の妙子の赤痢話で、すっかりそっち方面に興味がいってしまったのかしら…
とりあえず唖然としてしまった。
今まで、これに突っ込んだ人はいないのだろうか?と疑問でしょうがない。
それとも下痢は何かのメタファーなのか…?としても、可憐な雪子に下痢はいくらなんでも…
と下痢を連呼してしまっているが、それくらい衝撃的な終わりであった。

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Category : 小説:近代
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情熱の熱量にただただ驚く

コリンヌ・ホフマン 「マサイの恋人」 平野卿子・訳 2002年 講談社



随分前の読書会で紹介された本。
小説ではなく、実際の体験を描いた本書は
とりあえず「すごい」の一言に過ぎる。

スイス人のコリンヌは、休暇で行ったケニアで
マサイの戦士・ルケティンガに一目惚れする。
「一目惚れ」なんて生易しいものではなく、「激しい恋に落ちる」の方が良いかもしれない。

とりあえず一目でこの人と一緒になりたい、というただその一心で、
一緒に来ていた恋人を振り、スイスに戻って自分で起こしていた事業を売却し
ケニアに来てしまう。
そしてルケティンガと、彼の故郷でブッシュ生活をするのであった。

ただ、結婚するのにも大変労力がかかり、
ルケティンガが読み書きができない人であったのもあり
ビザを取ったり、ルケティンガの身分証明書を取ったりするのに気の遠くなるほど時間がかかる。
その間、マラニアにかかったりとまぁ大変。

やっと結婚ができ、妊娠するのだが、妊娠中もマラニアにかかってしまう。
無事に出産し、娘・ナピライが生まれる。

その頃からルケティンガの嫉妬が激しくなり、
男の人と話しているだけで、「あいつと寝ただろ」などとなじられ、
遂には、ナピライも自分の娘ではないのではないかと疑われてしまう。
そこから破たんが始まる。

ルケティンガの故郷、バルサロイで店を営んでいたのだが、
あまりにルケティンガが嫉妬をして、皆が避けてくるようになったので
彼と初めて会った地、モンバサにて再出発をしようと決意する。

それに対して、ルケティンガもなかなか承諾しなかったのだが、
ルケティンガの弟、ジェームズからの説得もあって、モンバサに引っ越し
そこで土産物の店を開く。

店の方は順調だが、ルケティンガの嫉妬は収まることはなかった。
毎日のように喧嘩をし、遂にはほぼ着の身着のまま、ナピライを連れてスイスに帰る。
ルケティンガには、ちょっと休暇でスイスに帰る、すぐ戻るから、と言いつつ。


とりあえずすごいのだが、正直、コリンヌが受け付けられなかった。
「郷に入っては郷に従え」という言葉を知らないのかな…と思うくらい、
あまり馴染もうとしない。
例えば、マサイの女性も丸刈りにしているのだが、それを女性たちに勧められた時に
特に理由もなく、絶対に切らないと拒否している。
ナピライが生まれた時も、マサイでは、可愛い子供だと呪いをかけられるという心配から
子どもを見せないという風習があるのだが、
それも、ナピライを見せれないなんて、スイスで喜んで見せるのに、と悲しんだりする。

よく考えたら、ルケティンガと一緒に住みたい、という
ただそれだけの想いで、ブッシュ生活をしているのだから、
その文化に馴染むとか、そういう意志はあまりないのかもしれない。

でも、情熱だけで一生過ごしてはいけないし、
自分が好きというだけで突っ走って、相手に分かってもらえないと泣くのが
なんだかなぁ…と共感が全く湧かなかった。
現に、破たんして、4年しかもたなかったし、それは当たり前よね、という感じ

彼女が体験したことは、自分では絶対できない体験なので(したくもないけど)
純粋にすごいとは思うが、尊敬に至らないといったところか。

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食べ損ねたフォアグラの行方が気になる

東川篤哉 「謎解きはディナーのあとで」 2010年 小学館


前に読書会へよく行っていた時に紹介されたであろう本。
ブクログに「読みたい本」として登録したまま放置されていたものが多くあったので
古い順から読もうと手に取った本書。

ドラマ化されたりしていたので、ある程度期待していたのだが…
これ、本当に面白い!!??
面白いと思ってドラマ化されたの!!!???
それともこのキャッチ―で軽い設定がドラマ化しやすそうというだけでドラマ化したのか???
と思うくらい、下らなかった(失礼。でも本音)。

何も軽い本がいけないと言っているわけではない。
現にこの間読んだ「モップガール」だって軽かったけれども
それはそれとして、大変面白く楽しめた。

でも本書は、主人公がお嬢様のわりには口悪いし
その執事の失礼な態度は狙っているのかもしれないけれども、ただ不愉快なだけ。

そもそも、この作者、話し言葉が下手なんじゃないか?と思うくらい
台詞がおかしい。
まぁ上司である風祭警部の台詞がおかしいのは、変人という設定なので良いとしよう。
最初の事件での証言で;
「部屋の鍵が開いていたんです。普段は人並み以上に戸締りに気を使う人で、鍵を掛け忘れることなんて絶対ないのに。それで中に瞳ちゃんがいるのかなと思って、扉を開けて呼んでみたけど、返事はありません。部屋は暗いままで、人がいるような気配も感じません。…(中略)」(p12)
え、何この作文みたいな会話…と思ってしまった。

文句ばかり言ってもしょうがないので、以下あらすじを;
※ネタバレ注意!

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伊勢うどん、おいしいと思わなかったけれども、食べたくなった

津原泰水 「エスカルゴ兄弟」 2016年 KADOKAWA


図書館で見かけて借りてきた本。
やはりこの人の文章好きだな~としみじみと思わせられる。

あと、食べ物の描写がうますぎて、いつも寝る前に読んでいたのだが
お腹が空いて困った。
前々から思っていたけれども、グルメに違いない。
しかも一風変わったものが好きな感じ。

正直、最後が釈然としない終わり方だったけれども
それまでが面白かったので、そこまで不満ではなかった。

以下あらすじ;

Category : 小説:現代
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隣家のドイツ人一家との交流も素敵

谷崎潤一郎 「細雪 中」 昭和31年 角川文庫


夢中になって読んでいる「細雪」。
通勤電車の中で没頭して読んだ後、
ふと駅のプラットフォームの雑踏に立つと、現実と頭が追い付かないという症状に陥る。

中巻のビッグイベントは、何といっても阪神大水害だと思う。
丁度、大阪へものすごい台風が直撃した後で、
いまだ通勤通路にその跡が残っているくらいなので
多分、他の機会で読んだ場合よりも、ぐっと身近に感じた。

この間の台風では、NHKがしきりに「不要不急の外出は絶対にしないでください」と呼び掛けていたが、
「細雪」の世界では、皆、どんどん外に行って様子を見に行く。
良く考えたら、テレビとかない時代、確かな情報を得るには自分で行かなくてはいけない時代だったと思うと、今のマスコミもえらいもんだなと思った(上から目線ですみません)。
もちろん、この時代も情報は飛び交っているけれども、
それが確かなものか、噂レベルなのかが分からず、逆に余計不安にさせる類の情報というのがよく分かった。

そんな中で、幸子が妙子の安じて、あれこれと思い巡らせているところから
やっと皆が帰ってきたというシーンは、緊迫感が迫真にせまっていて
胸がつまった(長いので引用しないが、76ページ)。

阪神大水害のほかには、幸子・悦子の上京の話もある。
それが、やはり東京は合わない、という関西人あるあるで、この時からそうなんだな、というのがうかがえた。
また、それよりも大きな出来事というのが、妙子の物語である。

妙子は船場の坊、奥畑家の三男坊である啓三郎(啓坊)と駆け落ちしたものの連れ戻されたのだが、
その後も実は、こっそり啓坊に会っていた。
啓坊と結婚の約束もしており、雪子が結婚するまで待つから、
結婚したら、是非とも許してほしい、と啓坊自ら幸子にお願いに来るくらいであった。

が、幸子は貞之助より、啓坊の悪い噂を聞く。
もう純粋な青年ではなくなって、お茶屋やカフェなどで遊んでいるそうなのだ。
幸子は、妙子が人形作りだけでなく、洋裁も習い始めたのは、そういう啓坊と縁を切るつもりだからかと推測し、妙子に聞くが、
それは逆で、啓坊と結婚したらきっと生活に苦労する、だから手に職をつけておきたいのだ、という話であった。

ところが、阪神大水害をきっかけに、妙子は啓坊に愛想をつかし、
身分のずっと下の板倉と恋仲になってしまうのだ。

この板倉というのは、元々、奥畑家に丁稚奉公していた男で、
その後、単身アメリカに渡り、写真家の技術を磨いて帰ってきた者である。
妙子の作品の写真を撮ってくれる人を探している時に、啓坊が紹介してくれたのだった。

それが大水害の際に、妙子は洋裁学校に出かけていたのだが
丁度その地区が大きな水害にあい、死にそうな目にあっていた。
そこを助けてくれたのが板倉という訳だ。

それに対して啓坊は、様子見にも来てくれなかった(妙子が帰って来ていない時に顔を出しただけ)し、
以前から、妙子には言わずに芸者などと良い仲になって、子どもまでできていたのに腹を立てていたのだが、
それが愛想尽かしの決定打となったのだった。

幸子や雪子(幸子が援軍として東京から呼んだ)が、身分違いなのだから、結婚はあきらめろと、
何とかなだめても言うことを聞いてくれない。

ところが、耳の手術をした際に細菌が入ったとかで
板倉はあっさり死んでしまう。

Category : 小説:近代
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返事が「ふん、ふん」というのが可愛い

谷崎潤一郎 「細雪 上」 昭和31年 角川文庫


映画もドラマも観たことがないけれども
大山崎山荘美術館で「谷崎潤一郎文学の着物を見る」という展覧会をやるというので
行く前に読まなくては、となった。

谷崎潤一郎作品は「陰翳礼讃」しか読んだことないわ、と思っていたら
意外と2冊ほど読んでいた。
「細雪」は前回の2作品とは違って印象に残り続きそうなくらい面白かった!

四姉妹の話だが、長女はあまり出てこないので、ほぼ三姉妹のようで
そうなると自分と同じ姉妹構成になり妙な親近感がわいた。
しかも下の二人が行き遅れている、というのも妙な親近感を感じざるを得ない。
といっても、「細雪」の姉妹は美人で上流階級(落ちぶれてはいるが)だし
かなり理想化されているので、現実にはこんな人はいない、と思ってしまいがちだが
人物の描写が丁寧なので、あまりファンタジーっぽくならず、実体のある人物像に感じるのだった。

簡単に上巻のあらすじを;

Category : 小説:近代
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千春の娘・ベティがまったく登場せず気になった

有吉佐和子 「乱舞」 2009年 集英社


「連舞」からしばらく経ってからの話になる。
本作は、梶川流後継ぎ騒動がメインとなり、
前作よりもエンターテイメント性が高くなっている気がする。

あらすじは次の通り;

Category : 小説:近代
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小学校1年生で連獅子の毛振りをするのにびっくりした

有吉佐和子 「連舞」 1979年 集英社



有吉佐和子の作品は高校生の頃に「非色」を読み
玉三郎主演の「ふるあめりかに袖はぬらさじ」をシネマ歌舞伎で観たきり
「和宮御留」、「一の糸」と挫折を繰り返していた。

でもふと図書館で目にとめた「連舞」「乱舞」が、日本舞踊を題材にした本ということを知り
更に評価もすごく高かったので読んでみたら、
めちゃくちゃ面白かった!!!!!!!

どれくらい面白かったかというと、「連舞」は会社帰りに読み始めて
次の朝(つまり今日)に読み切り、
そのまま続編の「乱舞」を手を出して一気読みしたくらい。

日本舞踊を習っているので、何となく雰囲気が分かるというのもあるかもしれないが
あまり日本舞踊の踊りについては描写されておらず
それよりも人間物語となっているので、
日本舞踊のことを知らない人でも楽しめる作品になっていると思う。

簡単に言ってしまえば、そしても身も蓋もない言い方をしてしまえば、
日本舞踊のお師匠さんの娘・秋子に
家元の子供となる妹が生まれ、さらにその妹が日本舞踊の才能があったのもあり
母親やその他弟子などに無視されながら生きていく、という話。

思えば子供のころから、「次郎物語」や「にんじん」が好きだったし
親による愛情の差別、というテーマは何となく共感してしまうところがあったのだと思う。
それは、これら小説のようにひどくは全くないのだが、
妹達が体が弱かったのもあって、親の気持が妹たちにばかり注がれていたように感じていたからだとは思う。
そして、こういった物語の主人公は、特にひねくれたりすることもなく
淡々と受け入れて、生きていく様がまた良い。

この小説の秋子も、狂おしいほど母親の愛情を焦がれるのだが
だからといって妹のことをドロドロと憎んだりすることがない。

以下あらすじを;

Category : 小説:近代
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日本語でも私にとって難解な専門用語を、英語で理解しているジンがすごい

池澤夏樹 「氷山の南」 2012年 文藝春秋


スティルライフ」に感銘を受けたものの、それからまったく読んでいなかった池澤夏樹作品。
どの作品も割と長編だったので手を出しにくかったけれども、
良い評だったので借りてみた。

「スティルライフ」ほどの衝撃はなかったけれども
少年の冒険物語みたいな感じで面白かった。
冒険物語といっても、波乱万丈でハラハラドキドキ、という訳ではなく、
色んな出来事、色んな人に出会って吸収していく、という感じ。

ただ難点をいえば、少年があまりに出来過ぎていて、あまり”成長物語”という感じではなかったこと。
18歳にしては、あまりに立派ではないか、と思ってしまった。
逆にあまりに未熟だと、こんな経験をすることはできなかったのかもしれないけれど…

以下あらすじ;

Category : 小説:現代
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