遠野にまた行きたくなった
中島京子 「かたづの!」 2014年 集英社
本の紹介みたいな雑誌に出ていた本書。
これまたずっと「読みたい本」として登録されていたもの。
著者が「小さいおうち」と同じ人と気付かずに読んでいて、
なんか読みにくい本だな~と思って最後のページの著者紹介を読んで、ああ…と思った。
「小さいおうち」はあまり面白くなかった記憶があったので、
(実際に過去記事読んだら、文句が多かった…)
知ってたら覚悟して読んだのになぁ…
ということで、個人的にはあまり面白くなかった、というのが正直な感想。
徳川の時代の始まりの頃の話で、女城主になった人の話。
題材と作家が女性というところで、「剣と紅」に似ている気がした。
そして共通で感じた、”読みづらさ”…
何せ、その時代の人の名前が皆似通っていて、更に親戚筋とか入って、大変分かりづらい。
家の事情も物語を進めるうえで大事となると、その説明は避けて通れない。
説明っぽすぎると物語性が薄れるし、簡単に説明されると何だかよく分からないまま話が進んでしまう・・
どう考えても難しいよな。
そのうえ、本書に関しては、若干のファンタジーが入っていて
余計にややこしかった。
途中で、遠野にかかわる話なのだ、と分かった時から俄然やる気が出てきたが(遠野好き!)
以下、簡単なあらすじ;
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