fc2ブログ

がらくたにっき |

確かに”不遇の芸術家神話”は横行しすぎてるな


山口晃 「ヘンな日本美術史」 平成24年 祥伝社


図書館で違う本を探し求めてうろうろしている時に、たまたま目に入った本。
と思ったら、随分前に読みたい本としてブクログに登録していたことを発見。

1冊返し忘れてて、図書館から催促メールが来て思い出し、一気読み。
画家の山口氏が自分の目線で語った日本美術作品の話なので、さくっと読めた。
全体を通して、現代美術のいけてないところ(という表現が的確か分からないけど)も入ってて、そこがプロの画家としてリアルな部分だなと感じた。

どんな作品、作家が取り上げられているかというと、以下の通り;
・鳥獣戯画
・白描画
・一遍聖絵(絹本)
・伊勢物語絵巻
・伝源頼朝像
・雪舟
・洛中洛外図(舟木本、上杉本、高津本)
・松姫物語絵巻
・彦根屏風
・岩佐又兵衛
・丸山応挙と伊藤若冲
・光明本尊と六道絵
・河鍋暁斎
・月岡芳年
・川村清雄

以下、気になったところを箇条書きにまとめてみると

スポンサーサイト



Category : その他:美術
Posted by nizaco on  | 0 comments  0 trackback

就職の状況など、”女性”の扱い方が時代を感じた

著者 : 唯川恵
マガジンハウス
発売日 : 2001-09-01

唯川恵 「肩ごしの恋人」 2001年 マガジンハウス



おそらく初めての唯川恵の本。
そして確か、ずーーーっと昔の読書会で紹介してもらった本。

結論から言うと…こんな共感できな登場人物ばかりなのもすごい、という感じだった。
主人公の1人、るり子の言葉は共感できるところが多々あったものの、人となり自体が実在していたら絶対合わないタイプ。
もう一人の主人公、萌は、一見常識人にまじめそうだけれども、割と奔放。常識人装ってるところが、なんか納得がいかない。
別に硬派ぶるわけではないけれども、『性に奔放』というのがかっこいい、と思っている風なのがイタタタ…という感じがしてしまった。

以下、簡単なあらすじ;

Category : 小説:現代
Posted by nizaco on  | 0 comments  0 trackback

個人的に「冒険者たち」をネタにしているところがツボだった


川上和人 「鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。」 新潮社 2017年



読みたい本にずっと登録されていた本。
いつも利用している図書館には置いてなくて、取り寄せたのに予定が合わずに取りに行けず…
再度予約してやっと手に入れた!今回もぎりぎりのところで取りに行けて、本当に良かった。

と頑張って取りに行った甲斐があった!というくらい面白かった!!!!!!!!!!
文章は非常に軽快で楽しいのだけれども、内容は非常に本格的な鳥の話。
賢い人が書くウィットに富みまくった文章、めっちゃ好きーーーーーー!!!!となった。

あらすじというあらすじはないので(普通に鳥の話なので)
私が特に好き―――!となった文章と、なるほどと思った文章を抜粋していく;

Category : 自然科学
Posted by nizaco on  | 0 comments  0 trackback
該当の記事は見つかりませんでした。