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がらくたにっき |

モデルとなっている料理屋があるのであれば教えて欲しい


石持浅海 「パレードの明暗 座間味くんの推理」 2016年 光文社



2冊続けて石持浅海。
こちらは座間味くんシリーズ。やはりというか、安定しているというか、前の本よりも面白かった!

今回も、酒の席で大迫警視長が事件の話をして、それに座間味くんが「それって…」と別の解釈をつける、という形。
今回もテーマがはっきりしていて、「女性の活躍」がテーマになっている。
座間味君、大迫警視長のゲスト的に来ているのが、女性特別機動隊で羽田空港に勤務している南谷。
ずっと柔道をしている凄腕で、羽田空港の身体チェックとかに少々不満を感じている。
向こう見ずなところもあり、視野が狭いということで、向島(「月の扉」でSATとして登場)の紹介で、座間味くんと大迫警視長の会食に混ぜてもらうことになる。

以下、各章のあらすじ(ネタバレ有り);

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副業で稼いだお金は何に使うのだろうか


石持浅海 「殺し屋、やってます。」 2017年 文藝春秋


軽い本が読みたくて、そうなると石持浅海がぴったりだ、ということで、面白そうなタイトルの本を借りてきてみた。
タイトルに“殺し屋”とあるけれども、ハードボイルド系ではなくて、ちゃんとミステリー。
主人公は殺し屋なのだが、殺すためにターゲットを調査すると、奇妙な習慣があったりする。
それの謎を解くという、今までにないスタイルの推理小説。

殺し屋のシステムもよく考えられていて、まず殺人の依頼を受ける、通称「伊勢殿」がいる。
殺人の依頼を受けると、仲介役の塚原に連絡する。
そして塚原は主人公である殺し屋・富澤に話を持っていく。
伊勢殿は殺し屋のことを知らないし、殺し屋も伊勢殿のことを知らないし、伊勢殿は塚原にも伝えないので依頼人のことも知らない。
そうやって、最低限の安全性が担保されている。

殺し屋は依頼を受けると3日間で、引き受けるか、拒否するかを決める。
引き受ける場合は、前金300万を受け取り、そこから2週間以内で殺人を遂行、成功したら350万を支払ってもらう。
もし失敗したら、殺し屋は前金はおろか、350万を依頼人に支払わなくてはいけないルールになっている。

以下、各章のあらすじ(ネタバレ有り);

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