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がらくたにっき |

家政夫さんのエピソードが結構好きだった


高殿円 「戒名探偵 卒塔婆くん」 2018年 KADOKAWA


久しぶりにトッカン読みたいなと思って調べて知った別の本。
戒名の探偵というのがなかなか斬新。
高校生と思えない知識量にかなりの非現実さを感じるけど、エンターテイメントとしはまぁまぁ面白い。
正直、最初の方は軽~く読める物語になって記憶もあまり残っていないけれども、最後は第二次世界大戦の話になって読み応えがあった。

以下軽くあらすじ

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Category : 小説:現代
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ほんのちらりと母校の名前が出たのがうれしかった


ジュリアン・バーンズ 「終わりの感覚」 2012年 新潮社


確か、随分昔に雑誌で紹介されていた本。
なんとなくカズオイシグロっぽい雰囲気なのかな、という印象を受けて、読みたい本として登録した記憶がある。
が、残念ながらその期待は裏切られたような結果になった。
正直、全然好みではなく、最初の方はまぁまぁ面白く読んでいたけれども、半分くらいからいらっとする展開となり、最後まで不快感はぬぐいされなかった。
これがブッカー賞なのか…

以下、ネタバレ含めたあらすじ;

Category : 小説:現代
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児童会という響きがなつかしい


麻耶雄嵩 「さよなら神様」 2014年 文藝春秋


LINEマンガで本書の漫画化されたものがあって、コメント欄に原作はとても面白いというのがあったので借りてみた。
初麻耶雄嵩の作品。前に通っていた読書会で麻耶さんファンの人がいたけれども、なんとなく手に取る機会がなかった。

本書は連作になっていて、コナンばりに周囲で殺人事件が起きる。
しかも登場人物は小学生だし。探偵団作ってるし。
でもユニークなところは、タイトルに「神様」とあるが、本当に神様みたいな子が出てくるところだ。
実際に本当の神様かどうかは最後まで分からないけれども、この非現実さがやたらと殺人事件が起きるのもなんとなく許容してしまう。

割と楽しんで読めたけれども、最後の最後の一文(正確には最後から2文目の文章)に脱力してしまった。
なんだかそぐわない感じで、せっかく面白く読んでいたのに「え…」という気持ちになって残念だった。

以下ネタバレ含むあらすじ

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