逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』
面白そうな本だなと思っていたら本屋大賞を取り、直木賞まで取り、
そうなると天邪鬼的に読む気が少しなくなった気がしないでもなかったけれども
丁度手に入ったので読むことに。
いや~~~面白かった!割と一気読みだった。
先に読んでいた『戦争は女の顔をしていない』より話が軽いのは否めない。
でも、変な言い方になってしまうけれども、こんな読みやすい本で戦争の残酷さ・不条理さを描いたのはすごいと思った。
”少女がかっこよく敵を倒す”みたいな安直な物語ではなく、登場人物がそれぞれ苦悩し、そして女性だから受ける不条理さも書かれていたのが良かった。
文章や構成など、非常に読みやすい本となっているので、今だからこそ広く読まれるべき本ではないかなと思った。
以下、ねたばれ含むあらすじ;
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