二代目のお金の使いっぷりがいっそすがすがしい
井原西鶴 「新版 日本永代蔵」 堀切実・訳注 平成21年 角川学芸出版
読書会での課題本「日本永代蔵」。
突然参加できるようになり、時間もないということで解説も読まずに現代語訳だけ読んで臨んだ。
が、結構読むのは苦労した。
基本的には商人が成功するか、没落するかの話。
そして特に西鶴の倫理観が出ているというわけではないようで、同じようなシチュエーションではそれが報いで成功しなかったり、逆にそういう抜け目のなさがよくて成功したりする。
教訓本というよりも娯楽として読まれたのかな、というものだった。
舞台が大阪であることが多いので、割と馴染みがあった。
特に大阪の人と堺の人の違いが書かれているのはなかなか興味深い。
読書会では「好色女一代」が面白い、という情報をゲットしたので、そちらを読んでみようと思った。
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