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がらくたにっき |

楽しそうな学園祭だな

荻原規子 「RDG4 レッドデータガール 世界遺産の少女」 2011年 角川書店




ひょんなことで、RDGシリーズが完結したということを今更ながら知り、
そういえば途中までしか読んでなかったな、となり
ほぼ覚えていなかったので、1巻から読むことになった。

話をあまり覚えていないながらも、自分の中で評価が低かったことは覚えていたので
全然期待せずに読んだら…

めちゃくちゃ面白かった!!!
期待しなかったのが功を為したのかもしれないが。

あまりに面白くて、一晩~二晩に1冊というペースで読み4巻まできた。
どうやら前回は3巻までしか読んでいなかった模様。

ということで簡単なあらすじを。

夏休みが終わり学校に戻った泉水子。
なんとなく変な感じはするものの、まがまがしい感じでもない。

いよいよ学園祭に向けて準備が進む。
大きな予算がついた形で戦国のテーマで、しかも学園祭と体育祭を一緒にするという初の試み。

学園のある場所は歴史的に血なまぐさいところで、
小田原の兵糧攻めにあっている時に
秀吉たちに攻め落とされた北条のお城があったところ。
女子どもまで殺されるという残虐なことが行われたらしい。

その山に生徒会の面々で登るが、特におかしいこともなし。

そんな折に、学園祭に向けて着付け講習が行われることになる。
モデルは、高校生は真響、中学生は姫コンテストに出る女の子だったのだが、
姫コンテスト関係でごたごたがあり、急遽中学生のモデルがいなくなってしまう。
なりゆきでモデルを行うことになってしまった泉水子。

とその前に、その着付け実演をしてくれる人の中に
穂高先輩が紛れ込んでいることに気付く泉水子。
穂高先輩は泉水子を連れて高尾山に登る。
そこで、今学園が霊たちにとって心地よい所になっていることを示唆する。
(因みに泉水子たちは霊が見えない)

さてモデル時には髪をほどくことになったのだが、姫神になることはなく
それよりも三つ編みに戻してから姫神になってしまい
深行を連れて姫神は、例の北条の城跡へ行く。

そこで姫神の存在について話のであった。
どうやら姫神は未来に、姫神自身の力で人類を滅ぼすというのだ。

それを修正するために、何千年もの過去に遡って軌道を修正しようとするのだが失敗してしまう。
だんだん記憶が薄れていってしまうので、今回の行程が最後だろうという。

深行についている和宮は、姫神にずっとついていたものだったらしい。

何日か後の夜中に姫神の記憶が戻った泉水子は動揺し、真響に姫神について語る。


さて、学園祭の方は、近付くにつれて想定外のものがどんどん出てきててんやわんや状態。
中でも、突然大人たちが参加するという、理事長のお達しが生徒会と執行部を忙殺させる。

この大人たちの参加に疑いをもった真響たちは、
高柳が大人たちの力を借りて何かを企てているのではないか、となる。
更に、姫神が山に登った際に山には何もいない、と言ったのは
山にいるべきものが学園に来てしまっているのではないか?となる。

山に登って結界を探すと、果たして結界を張っている道具が見つかり
そこから化学の先生が一枚かんでいることが分かる。

次の日、泉水子は化学をとっているクラスメイトについて行って
化学室に行くのだった。
どうやら化学部は気球を飛ばすことにしているらしい。

化学室を開くとそこに高柳がおり、またスカウトされる。
あわやというところで、深行の力添えでクラスメイトが現れ逃げれるのだった。
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